Re: 狩人劇場 【リレー小説を書いています】 ( No.105 ) |
- 日時: 2013/11/23 10:49
- 名前: KYハンター (ID: 2G5vs2y2)
- 謎の少年? 少女? と一緒に塔の頂上――ヤマツカミの居る所へ行った。
「あ・・・・・・あれが――ヤマツカミ」 やっぱり見るのは初めてらしく少し驚いているみたいだが、それも一瞬で終わり、今はもう落ち着きを取り戻している。 「・・・・・・・脅えている――このヤマツカミ、凄く強い力に脅えている。一体何に――」 どうやらあの子はヤマツカミの声を聴いたらしく、そう呟いていた。 もしかしたらその力とやらがこの一連の事件の原因かもしれない。 だが――ヤマツカミを倒さなければならない。コイツを放っておいたらどうなるか解ったもんじゃない。 それに――もしかしたら何かの手がかりになるかも知れない。 「アルス、武器に」 『了解っす!』 アルスは光り、武器――と言うには余りにもかけ離れ、むしろ傘と言った方がしっくりくる ライトボウガン――<ピーチFパラソルG>になった。 「ア、アルスさんが武器に!?」 やっぱり驚いた。まあ、人が武器になれば普通驚くよね・・・・・・普通は 「あの・・・・・・ヤマツカミを――殺しちゃうんですか?」 殺す――確かに討伐、つまりヤマツカミを殺さなければならない。・・・・・・ この子はあの空間にたった独りでいたから何かを殺さなければならないと考えた事が無いかもしれない。 ただ、殺さなければならないのも一つの現実だ―― 「そう、殺さないといけない。ここで殺して止めない限り、いずれ私達の住む町に被害が出る―― だから、そうなる前にここで止めなければならない」 「あの・・・・・・動きを止められればいいんですよね?気の遠くなるほどの長い時間を・・・・・・それで良いならボクに一つ考えがあります」 「じゃあ・・・・・・その考えって?」 そう、尋ねたら――思いもしなかった答えが返ってきた。 ・・・・・・出来ない――そんな事は絶対に出来るはずのない事だったが・・・・・・古龍にも命がある――その方法が可能だと言うならば賭けてみたいと思った。 「皆さん、行きますよ!」 そう言い、その子はマントを翻した。身に着けているのは男性のキリン装備と女性のキリン装備を混ぜて改造した感じの防具だ。 その中でも目に付いたのが腰の部分にぶら下がっている、キリンの蒼角で出来た笛の様なものだ。 何故笛だと解ったのかは・・・・・・よく見ると穴が複数あいているからだ。 その子が笛を持ち、吹くとキリンの鳴き声に似ている・・・・・・ いや、むしろ同じと言っても良い音がした途端、ヤマツカミの頭上にに5つの白い光の玉が現れ、そこから落雷が降り注いだ。 あれは・・・・・キリンが使う技だ。 ただ、古龍種と言うだけあって体力が高い、この位では怯みもしなかった。 ヤマツカミが口を開けた・・・・・・あの吸引の予備動作だ。その間に怯ませることも出来ず、ヤマツカミに吸い込まれていく―― もう駄目だと思った時、一緒に吸引に巻き込まれたのか、一冊の表紙がボロボロになった本を見つけた。 それを掴むものの吸い込まれている事を忘れており、あと少しの所で口に入る所に捕獲用麻酔玉が口に入り、ヤマツカミが落下した。 「・・・・・・危なかったな」 声のする方を振り向くと、カイザーX式にディアブロスの大剣、<角王剣アーティラート>を担いでいる変態ハンターがいた。 ――チクショウ、また助けられた
久々に書きました。 今回出た謎の本は物語の根幹になる部分です。 しかもあの謎の少女もこの本とかかわりがあります。 僕と碧龍さんだけですね・・・・・・更新している人
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