Re: 狩人劇場 【リレー小説を書いています】 ( No.110 )
日時: 2013/12/28 11:38
名前: KYハンター ◆8kepHCrmPo (ID: h/LOKTZR)

あ、碧龍さんお久しぶりです。
では、>>110の続きです
溜め息混じりにライオスに鬼人弾を撃ち込む。もう一度鬼人弾を装填、ナナシに当てて氷結弾を装填。口内に氷結弾を撃つ。
ライオスは胴体に溜め3を叩きこんでいる。
ナナシは果敢に眼を突いている。
ヤマツカミの体力が限界になるのも時間の問題だと誰もが踏んでいた。
すると、空から轟音が聞こえ、上を見上げるとそこには白銀の太陽と比喩される飛竜――リオレウス希少種がいた。
「このタイミングで銀レウスかよ!」
半ば絶叫した声でライオスがそう叫んだ。
「リオレウス・・・・・・ちょうど良い所に」
ナナシがかなり落ち着いた声でそう言った。
するとナナシはキリンの蒼角で出来た笛を吹いた。
その音色は美しくも猛々しく、雄々しい、まるでこの世界を体現したような音を奏でた
そしたらリオレウスは急におとなしくなった。
そのリオレウスにナナシは――何と、飛び乗ったのだ。
「――行くよ、リオレウス」
その声と共にリオレウスが一羽ばたきし、滑空した。
ヤマツカミの脳天すれすれの高さを飛び、ヤマツカミの脳天の真上で飛び降り、片手剣をその真下に突き刺す。
かなり痛かったらしく、ヤマツカミの口からガスが噴出し、浮力を失ったのか落下する。
私は徹甲溜弾LV3を撃ち、ライオスは口内に溜め3を叩きこむ。
するとナナシがキリンの蒼角で出来た笛を吹く。
その音色は穏やかな海の様に優しく、穏やかでいて、どこか空しい、心の芯まで染み込むような音色。
――マズイ、瞼が重い。このまま立ち寝してしまいそうなぐらい眠い。
その眠魔に抗う事約3分。見たらヤマツカミが熟睡していた。
――凄い、本当に眠らした。
すると、古龍観測所の気球がきた。
まあ、当たり前か。古龍が寝ている所なんてそうそう見れるものじゃないし。
ライオスが古龍観測所の人達と話をしていた。
その時間、約5分。
話を聞いた所『我々はこのまま観察を続ける。あんた等は疲れているだろうから帰っていいよ』
だそうだ。
多少カチンときたが疲れていることは確かだから私たちは帰る事にした。

ドンドルマにある古龍観測所の1室に、私とナナシとアルス――までは良いんだけど・・・・・・
(何で変態野郎まで・・・・・・)
そう、何故かライオスまで来ていたのだ。
取りあえず自作のピザを皆で食べている。
「ん、中々美味いな。まさか全部手作りか?」
と、ライオスが聞いてきた。
「材料だとチーズ以外は全部作ったけど?」
と、答えた。
「マジかっ! 今まで食ったピザの中で一番美味いぞ!」
変態とは言えどここまで言われると悪い気はしない。
ナナシの方は・・・・・・これまた美味しそうに食べている。両手を使って生地の両端を掴み、尖っている方から口に運んでいる。何かの小動物の様な食べ方をしていて、かわいい。
いつもと違った、少し賑やかな食卓。もしかするとこんな食事は初めてかもしれない。あんまし昔の事は覚えて無いけど。
食べ終わった後、ライオスを部屋から追い出し、ランプの灯を消してベットに入った。

――同刻<ミナガルデ>
大型な狩りの拠点の一つに数えられているミナガルデ。そこでは今、一つの話題でどこも沸いていた。
「アイツだろ!? 独りでベルキュロスを討伐した奴って」
「それってガチな方でか?ジョークなんかじゃねえよな?」
「ガチだってよ、受付嬢が確認してるんだし」
(・・・・・・どこもかしこも僕の話題ばかりだ)
ちなみに、話題になっている本人はと言うと、内心呆れている。
そんな中、誰かがこっちに駆け寄ってくる足音が聞こえる。
「リオウさんですね?」
どうせ『今の心境を聞かせて下さい』とかそんな質問だろうと思い、呆れながら後ろを振り向く。
「リオウさん、探している人物の所在が解りましたよ。今現在ドンドルマの古龍観測所にいるようです」
そう言われて驚いた。
「・・・・・・それって本当ですか? 他人の空似なんてことはありませんよね?」
あまりにも意外な事だったからつい、聞き返してしまった。
「本当です。体に黒いラインが走っているのを確認済みです」
それを聞いて安心した。他に体に黒いラインが走っている人なんて他に居ない筈だ。
「クルプティオス湿地帯経由、ドンドルマ行き、のアプトノスタクシーで良いんですよね?」
そう言ってチケットを渡してくれた。
「ああ、ありがとう」
そう言って僕はチケットを受け取った。

アプトノスタクシーに乗って今クルプティオス湿地帯に着いたが、普段より暑い気がした。
(1匹・・・・・・いや、2匹いる)
傷が入った右目が妙に痛む。
そして空を見上げてみた。
そこには右目に傷が入ったテオ・テスカトルがいた。
(あいつは・・・・・・4年前の!)
腰に差している短めの天上天下天地無双刀の柄に手を添え、積み荷にある長めの天上天下天地無双刀に目線を向ける。
居合切りをしようとしたその瞬間、後ろに気配を感じ、横へ跳び退る
(オオナズチもいるのか・・・・・・)
やはり最近は世界がおかしくなっている。3年前のダイミョウザザミ大量発生辺りから既に狂ってたのかもしれない。何はともあれ、古龍種を2体同時に相手にしなければならくなった。
(頼むぞ・・・・・・天上天下天地無双刀【疾風流水ノ型】)


新章突入です。そして新キャラ登場しました。
戦闘シーンですが、少し大げさに比喩表現使うと良くなりますよ。
後はキャラの動きをどこまで言葉で伝えられるかで戦闘シーンの良し悪しが決まりますよ。

追記:宣伝スレ多過ぎ・・・・・・死ねばいいのに