Re: 狩人劇場 【リレー小説を書いています】 ( No.124 )
日時: 2014/02/01 15:36
名前: 村雨丸 ◆1zOjo1E8j6 (ID: cHXB0sou)

>>123続き
私はナナシの所へ駆け寄り、無事かどうか確かめる。
「ボクは・・・・・・大丈夫・・・・・・だよ・・・・・・」
そうは言ってるが声が擦れている時点で大丈夫ではない。只の強がりだ。
でも――何で・・・・・・
「何で・・・・・・こんな無茶な事を・・・・・・」
その問いにナナシは笑顔になって答える。
「何でって・・・・・・ボクの・・・・・・たった3年程度のちっぽけな記憶の中で・・・・・・一番大事な人だからだよ・・・・・・」
さらに言葉を続ける。
「ボクに居場所を指し示してくれた・・・・・・恩人だもん・・・・・・ちゃんと・・・・・・恩返しはしないと・・・・・・ね」
それを最後に糸の切れた操り人形のように倒れこむ。
(大丈夫だ・・・・・・まだ温かい。だけどそんなに時間はかけられない・・・・・・どうすれば・・・・・・)
逃げるか? 戦うか?
逃げるも一つの手だ。賢い選択であろう。
しかしナナシを背負ったまま逃げ切れる確証は無い。
(戦え――戦うんだ・・・・・・私を信じてくれているナナシの為に・・・・・・戦うっ!)
とは言え持っているのは通常弾と貫通弾のLV1と2だけだ。
戦って勝てる弾数じゃない。
だけど――やるしかない。
「――アルス、武器に」
『了解ッス』
するとアルスはピーチFパラソルGに変化した。
そして通常弾Lv2を装填し、照準をクシャルダオラに当てる。
(クシャルダオラ・・・・・・もう一度勝負だ!)
そして引き金を引き、薬莢の飛ぶ音を合図に私とクシャルダオラの戦いが始まった。

連投はあまりしたくはありませんがこれはどうしてもやりたかった描写なのでやってしまいました。