狩人劇場 ( No.129 )
日時: 2014/02/23 21:33
名前: 碧龍 (ID: Y./oxf0N)
参照: 続きは丸投げ(ォィ

>>128の続き

「やはり、か…。」
最悪の場合として予感していたとはいえ、本当に起こるとは思っていなかった。
(…遂にナナも、不死鳥と化したか。まぁ、不死では無い事を願うが。)
不死では無いのなら勝機はある。無論、可能性はかなり低いが。
と、そんな事を考えている内に、不意にある事に気付いた。
(…そういえば、この丘は密林と峡谷の近くとはいえ、ギルドの管轄外の筈だ。。。ならばーー)
…なぜその考えが今の今迄浮かばなかったのかと、我慢できずに微笑してしまう。
そして俺は、天上天下天地無双刀【疾風流水ノ型】を片手で持ち、片手剣のようにして構える。
(…ギルドには悪いが、俺らの命には換えられないからな。)
そう。狩猟場に何があろうとも、俺らの命には換えられない筈。だから
「久しぶりに、暴れさせてもらうぜ!」
瞬間、不死鳥と化した炎妃龍の突進がこちらに向かって来る。
余裕で回避し、すかさず攻撃を2回当てる。
刹那、不死鳥化した炎妃龍が雄叫びをあげた。どうやら怒ったようだ。
(いくぜ!炎妃龍、ナナ・テスカトリ!!てめぇの余命は、もう5分もねぇぜ!)
勿論、5分も与える程時間がある訳がないし、与える気も更々無いがな。