Re: 狩人劇場 【リレー小説を書いています】 ( No.150 ) |
- 日時: 2014/08/11 17:50
- 名前: 村雨丸 ◆1zOjo1E8j6 (ID: Lj1Xc4qB)
- 参照: http://youtu.be/l71pUDEk3Zg
- >>149
一日目 私達は文字通り流され、ある村で拾われた。 その村では森羅万象を操る龍達が自然現象を起こし、それらと対話する事で村を豊穣へ導くと言う考えがある。 その中には未来を見る、占術と言うものが存在する。アルスとヘラクレスはどうやら気が乗らないらしく、私だけ占ってもらった。 『道を阻むは数多の龍。四人がそれを開き、遥か大陸の最果ての地に国を建てる』 それが、占の結果だった。 私達は明後日ここを旅立つ事にした。
三日目 ここを出るつもりだったが嵐に見舞われそれが過ぎるまでここに居る事にした。 そんな時、事が起きた。 嵐を鎮める為に、村の女から一人、対話するものを選ぶと言う。それに選ばれたのが、シオンと言う、不思議な少女だった。 その少女の眼は紅く、翠を宿した銀の髪を持ち、体には黒いラインがはいっていて、身長は私より頭一個分小さい。 村人はそれに賛成したが、一人だけ――兄と名乗る、シオウが反対したが大勢の意見に負け、シオンが対話の役に選ばれた。 その後、シオウが対話の内容を私達に教え、それを止めようと呼びかけた。 どうやら、シオンは犠牲になるらしい。 それを知った私達はシオンを助ける為に動いた。 風の向きを頼りに進むと、シオウと鋼の甲殻を持った龍がいた。 その龍は爪を振り下ろそうとしたが、何故か距離を取った。 すると、一角を持った白い獣が口に蒼い角で出来た何かを銜えて現れた。 すると、龍は飛んで行き、それに伴い嵐が収まった。 暫くすると、その白い獣がシオンに寄り添い、シオンを背中に乗せ、村へ帰った。 村へ帰り、事の顛末を村長に話すと村長はどこからか二本のカタナと呼ばれるものを村の男たちに取るようにと言った。 二本のカタナのうち、短くて独特の反りがあるものをシオンに渡し、長く、見るからに重そうな方をシオウに渡し、村長はこう言った。 「シオンに渡した刀は迅雷と呼ばれ、シオウに渡した刀は龍断と呼ばれておる。どちらも神代の時代より、神を裁つ刀として語られておる。そなた等はそれをもつ必要がある。そなたらが生まれたとき、そなたらを占ったのだ。その結果が“異国の地より現れし三人の者と共に紅き雷の裁きをを断つ”と・・・・・・異国の地より現れし三人の者とはこの者達の事――即ち、之をもち、そなたらは旅立たなければならぬ。それがお主等の運命。しかし、その重さに潰れるでない。如何に辛かろうと耐え忍ぶのだ。さすれば――道は開かれん」 との事だ。 後で聞いてみたが、二人とも私達と共に行く気らしい。 私達は、明朝、旅立つ事にした。
(リラ・・・・・・いや、ジェイドとはまさか――) この時、リオウは真実のうちの一つにたどり着こうとしていた。
上のURLは物語に合うであろう曲を一曲チョイスしました。(つまるところオープニング)
過去偏ですが、一回のレスで一週間以内をめどに書いていきましょう。 注意点ですが、この頃はまだハンターズギルドとかが全くない時代を想定してください。
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