Re: ウヘウヘゴリラの森2 ( No.704 )
日時: 2010/06/20 22:26
名前: ゲベ ◆mM6J6ecX96 (ID: /ADtb7l4)

もちに2票と・・・φ(..)

>>703
羅生門・・・「羅生門」(らしょうもん)は、芥川龍之介による初期の小説。
『今昔物語集』の「羅城門登上層見死人盗人語第十八」を題材にした短編小説。
羅生門とは、朱雀大路にある平安京の正門のことである。
正しくは羅城門であるが、人間の生を意識してあえて「羅生門」にしたと考えられている。
高校教科書などでも採用され、広く知名度がある。

あらすじ・・・平安時代。
飢饉や辻風(竜巻)などの天変地異が打ち続き、都は衰微していた。
そんなある時、荒廃した羅生門の下で若い下人が途方にくれていた。
下人は数日前、仕えていた主人から解雇された。
生活の糧を得る術も無い彼は、いっそこのまま盗賊になろうかと思いつめるが、どうしても「勇気」が出ない。
そんな折、羅生門の2階に人の気配を感じた彼は、興味を覚えて上へ昇ってみた。

楼閣の上には身寄りの無い遺体がいくつも捨てられていたが、その中に灯りが灯っている。
老婆が松明を灯しながら、若い女の遺体から髪を引き抜いているのである。
老婆の行為に激しい怒りを燃やした下人は刀を抜き、老婆に踊りかかった。
老婆は、抜いた髪で鬘を作って売ろうとしていた、と自身の行いを説明する。
それは自分が生きるための仕方の無い行いだ。
この女にしたところで、生前に蛇の干物を干魚だと偽って売り歩いていた。
それは、生きるために仕方が無く行った悪だ。
だから自分が髪を抜いたとて、この女は許すであろうと言う。

髪を抜く老婆に正義の心から怒りを燃やしていた下人だったが、老婆の言葉を聞いて、勇気が湧き出す。
そして老婆を組み伏せて着物をはぎ取るや
「己(おのれ)もそうしなければ、餓死をする体なのだ。」と言い残し、
漆黒の闇の中へ消えていった。
下人の行方は誰も知らない。

ウィキペディアより。

長文スマソ