Re: 【雑談みんなでしましょう】ついに【2代目!】 ( No.143 )
日時: 2010/01/11 15:04
名前: ベルキュロス (ID: 6zGd9BBg)
参照: PSPでやるときとPCでやるときがある

テオ物語ディレクターズカット編


この場しのぎで、ギャーギャーとわめきながらにらみあってる二人の女性にテキトーなことを言った。

「ちょっとちょっと。そんなにコーフンすると、ナナが粉塵爆発するよ‥‥‥。あのね、ボクこれから新宿いかなきゃなんだよ。藤岡さん(?)が待ってるので。もうさ、家には二人で帰ってよ。なんだったら母さん、ナナの背中に乗せてもらえば?‥‥‥今は怒ってるから熱いけどサ」

ポカンとするふたりに僕はパチリとウインクをして、「じゃ!」と告げてバサバサと飛び上がった。
遠くに堪えないわめき声が地上から発せられていたが、シカトした。

 そのままボクは火山の最寄駅である大分の地獄谷駅から鹿児島鉄道に乗り、博多から山陽新幹線に乗って東京までやってきた。さあて、今日は飲むぞー!
何がいいかなあ、火酒と呼ばれるテキーラか、アルコール度数97度のウオッカに火をつけて飲んでやるか!
 新宿のなじみの飲み屋"地底物語"は、今日も地上7階にあった。「なぜ天空にあるのに地底なんだろう‥‥‥?」と、お約束になっている疑問をチラチラと頭に閃かせていると、金ピカなルナZシリーズの防具をガシャガシャと着込んだ藤岡要ディレクターが「おつかれさまで〜す」と言いながら現れた。

「いやあ、なんで上空にあるのに地底なんですかねえ。」

と、藤岡ディレクター。いつものやさしい、のんびりした口調である。しかしホンワカとした空気とは裏腹に、彼の手には龍属性をまとったランス、"封龍槍【刹那】が握られていた。

「バオオオォォォォオオオ!!!」

とオレは吠えた。さあ決着のときだ。オレはこのときのために、テオ・テスカトルになったのだ!!
 封龍槍【刹那】の鋭い切っ先を向けて、藤岡ディレクターがテオ・テスカトルのオレに突っ込んできた。

〜完〜