Re: 新サイクロン・アカムトルム2 ( No.84 ) |
- 日時: 2009/07/07 02:29
- 名前: 謎の人 (ID: 13cZScHv)
- 迷走中。
ゼミ。ゼミが。 プレゼンで【何言ってるのか解らん。皆もう飽きてるよ】とか言われると、ね。テンションがアレなワケだよ。 や、酷評されるだけでも改善点を見つけられて有益なんだが。言いたいことを厳選して、かつ事実と結論のつながりを明確にしろってことだろ? で、常に聞いてる側の立場を想像しながら話す、と。
ただ、ね。 思うことが色々あったりするワケだよ。 お前らホントに楽しんでんのか? と。お前らまだ気づいてないことがあるんじゃねえのか? と。 とりあえず2つかな。【面白さ】と【劣等感】ってことな。
ほんじゃまず【面白さ】。 あのな? 聞き手のことばっか考えてると、疲れるワケだよ。相手に合わせて話さなきゃなんないってのは、アレだぜ? 自分の好き勝手喋っててもしょうがねえってことだろ? それが面白くない。俺って人間はとりあえず自己主張することを楽しいと感じる人間だからな。まあ、それが受け入れられればより楽しいんだが………。自分のやりたい方法じゃないモノを受け入れられたってなあ。
アレだな。でも一つ解ったぜ。コレがZUNの言ってた【商業と同人の違い】ってヤツだぜ。 今までは【別に商業だって自分のやりたいことをやりたいように表現した方が売れる】って思ってたんだが。なるほどね。やりたいことはいいとして、それを表現する方法が問題だったワケだ。やりたいことがあっても、やりたい方法でやれなきゃ楽しさも半減だからな。 例えばZUNの携わるゲーム業界もそうだろ? 巫女が主人公の弾幕と、巫女が主人公のRPG。どっちが一般受けするかってったら、RPGの方だ。それなら商業はRPGを選ぶ。そっちのが利益を出せるからな。でも、同じ巫女でも、RPGってのは神主の望むところじゃあなかったんだよ。 だから同人で好き放題やる。【黄昏酒場】なんてその最たるモンだ。相手に受け入れられるかどうかじゃなく、創ることを楽しむことが同人なのさ。 ま、オナニーって言っちまえばそれまでだけどな。
もうチョイさ、楽しみながら受け入れられるやり方ってのはねえもんかと、画策してるワケだよ。 ま、自分で作ってて【これは受けねえだろ】とか思える作品ってのは、作ることすら楽しめねえからな。
その2。【劣等感】。 もう、ね。 ゼミの彼奴らのプレゼンがうめーのなんのって。 聞き入るんだってば。まず全体の流れを説明してだな、自分の夢を熱く語って、それでこれから何をしていくかを具体的に説明する。身振り手振り交えつつな。もう、お前らどこでそんな練習したんだって思えるワケだよ。 そーゆー奴らを見るとさ、【俺ももっと頑張らなきゃな】とか刺激を受けるワケだよ。
でもちょっと待てよ。 それ、【刺激を受ける】と言えば言葉はいいが、【相手を真似してる】ってことじゃねえのか? や、真似することは悪いとは思わねえよ。【学ぶ】の語源は【真似ぶ】だし、素晴らしい人間を真似してそのやり方を盗むのは有益だ。でもさあ、経験上、がむしゃらに真似しても、上手くいかないのよね。
一時期は俺も手当たり次第やれることやりましたよ。【コミュニケーション力が大事】と言われれば、道行く人々に片っ端から話しかけて回って、変な目で見られたり。【世の中のマナーが乱れてると思ったら、愚痴だけでなく行動しろ】と言われたら、電車の優先席でケータイ使ってる人間に片っ端から注意して回ったり。【思いやり】とか実行して、ホームレスに絡まれたこともあったっけ? まあ、全部2年も前の話だ。 そんな感じで色々やったけど、結局俺って言う人間は何も変わりゃせんかったのよ。ただ無闇にトラブルの種を抱え込んだだけだ。得るものなんかありゃしねえ。
俺が危惧してんのはそれ。 出来る奴が1人いるとさ、人間ってのはどうしても【劣等感】ってものを抱いちゃうワケだよ。劣等感。自分はダメな人間だと思いこむ。ダメな人間だから、何かしなければと思いこむ。【何かしなければ】とい宛てのない衝動だけで何かするから、何も得るものはない。結局疲れるだけ。傍から見ても支離滅裂な人間だ。 それをだな、人は【迷走】って呼ぶワケだよ。 宛てもなく走り回ること。だろ?
ゼミの連中を見てると、まだ皆【面白さ】とか【劣等感】とか考えたことねえんじゃねえかな、と思うワケだよ。 相手に受け入れられることばっか考えたプレゼンをやって(や、聞いてる側としては面白いからいいんだけど)。劣等感に突き動かされて迷走して。 今はそれでもいいだろうさ。奴らはそれで素晴らしい能力やらスキルを身につけてるからな。この調子で行けば就活の内定なんて余裕で取れるだろうよ。 だけどさ、その調子で10年、20年続けてたら、きっと続かねえぜ? 奴らは何をするにも全力疾走だからな。ゼーゼー言いながらも、それでも100メートル走とおんなじ速さで走り続ける連中だ。そんなん続けてたら、きっとそのウチぶっ倒れるぜ? もっと、こう、さ。自分のやりたいことに腰を落ち着けて、だな。 【楽しみとの兼ね合いを見つける】。 【他人の能力ではなく、自分のスキルに誇りを持つ】 この2つに気づかねえと、キツいばっかじゃねえの?
と、まあ、この文章も可能な限り面白いプレゼンの形式になるように工夫してたりするんだがな。 やっぱり面白くねえな。 小説の【読んで洞察する】メソッドと、プレゼンの【聞いて理解する】メソッドは違うからな。 プレゼンってのは、どうしても直接的すぎる。味の深みがないよ、深みが。
はい、長文お疲れさんでした。 誰が読むんだこんなの。自分で書いてて楽しくない、誰も読まないってのが一番最悪なパターンじゃねえか。
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