Re: 狩人劇場 【リレー小説を書いています】 ( No.162 )
日時: 2014/12/25 10:46
名前: 村雨丸 ◆1zOjo1E8j6 (ID: ZkOgxlcO)

>>161

八日目(シオウ)
今日は朝から情報収集に徹した。
既に知っていることが多かったが、それでも収穫はあった。
まず、確実にこの街にいること。
それから、予言したことは必ず起こる。もっとも――良くも悪くもだが。
最後に、その少女の名前が解った。
その少女の名はセフィロス・ラジエール。
名前からして、普通ではない事は直感した。
しかし、それが解ったときには夕方だったので一泊する事にした。

十二日目(アルテミス)
列に並んでみたものの、どう考えても今日中には回ってきそうに無い雰囲気だった。
それに何故かその少女――セフィロス・ラジエールが脱走したらしい。
どう言う訳かは解らないが、どうやら、最初に見つけた人が面会できると、忙しい自警団の人がそう言った。
――それで街中大パニックになった。
私達もこれはチャンスだと思い、探す事にした。
見つけたときにはもう陽が沈みかけていた。
星が良く見えるであろう丘に、超俗的な雰囲気の少女がいた。
歳はおそらく15歳前後で髪は長く、真っ白だった。
「やはり――最初に私を見つけたのはあなた方でしたか」
どうやら、私達がここに来るのは予言済みだったようだ。
そして、私達の中で最初に見つけたアルスを占ってもらう事にした。
しかし――その結果は、アルス以外には言わなかった。アルスも話そうともしなかった。
そんな時だ、煙の臭いが鼻を突いた。
見下ろすと街が燃えていたのだ。急いで街に戻ってみたが、生存者0。
すべてが燃え尽きてしまったのだ。
セフィロス・ラジエールの叔母がこの大陸の最果ての地にいるらしく、そこを目指す事にした。


はい、お久しぶりです。
結構名前をつけるのに困っていました。
セフィロス・ラジエールのなまえの元ネタはと言うと・・・・・・
セフィロス:生命の樹を意味するセフィロトから
ラジエール:大天使ラジエルが宇宙創成に関わる全ての秘密を記したとされるラジエルの書(セファー・ラジエール)から。