Re: 狩人劇場 【リレ ( No.167 )
日時: 2015/04/30 22:36
名前: 碧龍 (ID: NlA3Ht4V)
参照: 久しぶり過ぎて話覚えていない可能性大

>>166の続き

抜刀したままで、こちらを見ないリオウの姿を見るに
強大な何かが近くにいることは確かだった。
「恐らく、近くにテオ・テスカトルが居ます。
このまま見つからなければいいのですが…。」
「古龍を一人で相手するつもりかよ。
まあお前のことだから死なねぇとは思うが。」
そこはちゃんと引き留めろよギルドナイト
『何で引き留めないんすか?』
丁度、アルスが私の疑問を代弁してくれたようだ。
「第一に、リオウへの信頼。第二に、一応は古塔の調査だから。
第三に、リオウは引き留めて止まるような輩じゃないから、だな。」
こいつ本当に古塔の調査って事にしたのかよ。
「というわけで、だ。リオウ、テオ狩り参加させろやぁ!」
「どうしてそうなった?!」
「どうしたらそうなるんですか?!」
『どういうわけっすか?!』
ほぼ同時に叫ぶ声が蒼天に響いた。
一拍おいて、リオウが口を開く。
「……どういう風の吹き回しですか?」
「そりゃあ、"古塔の調査に向かう途中に古龍に出くわした"ことにしたい、ってだけだぜ?」
「………あなたも、引き留めて止まるような人ではありませんね。足手まといにはならないで下さいよ。」
「交渉成立だな。」