Re: 狩人劇場 【リレー小説を書いています】 ( No.175 )
日時: 2016/12/27 16:00
名前: 狛犬 ◆naAqV94LaU (ID: qXutSvZD)

>>174
気球での移動を終え、私たちはライラの家に向かった。
古塔一件では余りにも数多くのことが起きた。私たちはそれらを整理するということで、満場一致となったが、あまりの強行軍で疲れ果て、会議はライラの家に着いた、翌日の昼となった。
「——状況を確認するが、まず・・・・・・俺が伝令に殴られた。その後、俺が知らない間に何が起きたんだ?」
ライオスが珍しく頭を抱えている。って、そこのことについては私も気になる。何故、伝令がライオスを殴り、気絶させる必要があるのか。
「僕はテオテスカトルを討伐しました」
真っ先に口を開いたのはリオウだ。それに対し、ライオスが不可解な顔をした。
「いや、それは俺たちで討伐した奴だろう? 俺が聞きたいのは、伝令に殴られて気絶した後のことだ」
「だから・・・・・・よみがえったんですよ。テオ・テスカトルが。キッチリ討伐しましたけど」
「・・・・・・え? よみがえ・・・・・・・って、どういうことだ!?」理解しがたい事象に遭遇し、ライオスが喚く。正直私も、いろいろ理解が追い付いていない。
だが――極稀に、討伐したモンスターがより強い力を持ってよみがえるという事象は確認されている。
そして、その事象を引き起こすモンスターは、皆一様にして古龍、若しくはそれに相当するだけの力をもつもののみに観測される。
[生存本能が身体機能のリミッターを外し、脅威対象を殲滅する]
というのが通説だが、学者というのは真実が出るまで疑う生き物。諸説紛々としてる。まあ、これに限ったことではないが。
結局、私たちはモンスターについて、ほとんど知らないということだ。
「――ねえ、そんなことよりさぁ〜リオウと話したがってる子がいるし、それよりも重要なことがあるんじゃない?」
ライラがそう取り仕切り、ライオスの疑問点は反故にされた。
それと同時にリラがやっと起きたのか、上の階から降りてきた。

お久しぶりです。
碧龍さん・・・早く来てください・・・